高齢者にやさしいリフォームの例

年齢を重ねると危険がいっぱい?

自分ではまだまだ若いと思っていても、年齢を重ねると思うように体が動きにくくなるものです。
ずっと暮らしてきた自分の家も使い勝手が悪く感じられて、転倒による怪我のリスクも高くなります。
不便さを感じてから問題点を改善するのではなく、できるだけ早い段階で高齢者が暮らしやすい家へとリフォームを検討してはいかがでしょうか。
具体的にリフォームを行った事例を参考にしながら、ご自宅の問題点を考えてみましょう。

参考:生活を豊かに!工夫いっぱいの高齢者に優しい家 Vol.11

段差が危険!

家が建築された年代が古いほど室内に段差が多く存在しているものです。
玄関から家の中に上がる段差が30センチ以上あるお宅も存在しており、高齢者にとってはかなり危険です。
年齢を重ねると足腰が弱ってしまい、体を動かすことすら難しい状態になります。
まだ足腰が丈夫な方でも、膝の関節が痛くて曲げ伸ばしが辛くて段差があるほど上りにくいと感じるものです。
できるだけ段差をなくすバリアフリー化にリフォームするのが理想ですが、低予算で行なう場合は段差の低い階段を取り付けするか、スロープを付けて車いすでも簡単に上がれるようにすると便利です。
合わせて手すりも取り付けるとかなり楽に昇り降りできます。
ドアと床の部分にも段差がある場合は、できるだけバリアフリー化した方が将来的に便利なものです。
室内の段差を極力無くすようにすると、高齢者にやさしい室内空間になります。

水回りも重要

高齢者になると水回り設備の使い勝手の悪さが際立って感じられるものです。
特に困るのがトイレで、便座に腰掛けた後になかなか立ち上がれなくなる方も多いです。
夜中に何度も目が覚めてトイレに行く機会も増えるため、快適に使用できる環境を整えたいものです。
簡単なリフォームとして、手すりをきちんと設置して簡単に立ち上がりできるようにするケースが多いです。
便座に腰掛けるのも大変な方向けに便座がスライドするように移動できるタイプも存在しています。

年齢を重ねるほどお風呂で転倒して怪我をする事例も急増します。
打ち所が悪ければ重い後遺症が残る場合や、最悪の場合は死に至るケースもあります。
浴室が古い場合はかなり滑りやすくなっている可能性があるため、できるだけ早い段階でリフォームした方が良いです。
床は滑りにくい材質になっているユニットバスにして、手すりも随所に取り付けした方が良いです。
浴槽に入る時にも段差がありすぎると使いにくいため、段差が少ないタイプを選択しましょう。
脱衣場と浴室の温度差が原因で急激に血圧が上がって最悪の場合は死に至るヒートショック現象が生じる可能性もあるため、温度差が生じない工夫やリフォームも必要になります。
ヒートショックで亡くなっている方は年間1万人以上は存在していると言われていますので、決して他人事ではありません。